ドクターマーチンの靴紐が白いのはなぜですか?
- 2024/05/22 18:01
- カテゴリー:靴
ドクターマーチンの靴紐が白い理由
こんにちは、皆さん。ジャーナリストの池上彰です。今日は、皆さんからよくいただく質問にお答えします。
ドクターマーチンの靴紐が白いのはなぜですか?
この質問は、実はドクターマーチンが誕生した当時の歴史に関係しています。
ドクターマーチンは、1945年にドイツの軍医クラウス・マーチンによって設立されました。彼は戦時中に負傷した足に合う、快適で丈夫なブーツを探していました。
マーチンは、丈夫なエアクッションソールと8ホールのブーツを開発しました。このブーツは、郵便配達員や警察官など、長時間立ち仕事をする人に人気となりました。
当初、ブーツの紐は黒でした。しかし、1960年代にドクターマーチンは若者たちの間で流行し始めました。若者たちは、黒の紐ではパンクすぎると考えていました。
そこで、ドクターマーチンは靴紐を白に変更しました。白い紐は、ブーツの重厚感を和らげ、よりファッション性に富んだ印象を与えました。
以来、ドクターマーチンの靴紐は白が標準になっています。白い紐は、ドクターマーチンのアイデンティティの一部となっているのです。
ちなみに、ドクターマーチンは現在ではさまざまな色の靴紐を販売しています。しかし、白い靴紐は今でも最も人気のある選択肢となっています。
以上、ドクターマーチンの靴紐が白い理由でした。皆さん、おわかりいただけましたでしょうか?